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スタートレック ディスカバリー「スタートレック ディスカバリー シーズン3」
ソネクア・マーティン=グリーン(マイケル・バーナム役)
インタビュー

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未来に向かったバーナムたち。930年後の未来にジャンプしたディスカバリー号には、どんな試練が待ち受けているのでしょうか?

我々は930年後の未来へジャンプしますが、ここで私たちはこの新しい未来に順応していきます。「え?ここはどこ?」 という大ジャンプですからね。そして私たちは自問自答し、未来で言葉、技術、科学の進歩、どんな進歩があったのか答えを出さなければならないのです。置かれた環境に馴染み、自分の居場所を見つけなければなりません。私たちは、ある意味、未来の人々にとっては古代人ですから。どう適応するか見いださないといけないのです。

 

私たちは今まで経験した中で知っていることや今までいた環境などから離れたことによる、感情の変化や感覚に対処しなければなりません。シーズン3では、脚本家がそのような箇所を掘り下げてくれたことが気に入りました。それはスムーズな変遷ではありません。そうであってはならないと思います。とても本格的、そして上品ではないですね。それは時に醜く、だからこそ美しく啓発的で、さらけ出し、晒されます。だから自分自身、そして互いに戦い合う姿が見えるでしょう。自分たちの行いを納得できるように。そして、自分たちはこの場所にいると。

 

 

 

 

シーズン3では新たなキャラクターが登場します。ブック(クリーブランド・"ブック"・ブッカー)はどんな人物でしょうか?

ブックことクリーブランド・ブッカーは、デヴィッド・アヤラが演じています。好きですね。彼はこの新しい未来を象徴するような存在です。台本上でもデヴィットが演じても、未来を見据える存在です。私たちは少しの間、彼のレンズを通して未来を見ることができるのですが、それがとても気に入っています。彼は自分のミッションに主体性があり、彼自身がリーダーなのです。

 

 

 

 

 

シーズン3の始めのバーナムとブックの間における変化はどうでしょうか?バーナムはブックを信用することができるのでしょうか?

最初に会った時は、いい状況とは言えないですね。友か敵か、やはり見極める必要があります。そして少し敵対します。ですが、最終的にはチームの仲間だと認識しなければならないですね。 私自身、バーナムとして彼を信用できるのかと自問自答しました。公平に見ると、彼自身も同じ質問をしたと思います。バーナムを信用できるのかと。

 

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スタートレックシリーズでは、過去にもさまざまなペットが出てきましたが、今回シーズン3ではブックの飼い猫"グラッジ"が登場します。 "グラッジ"について教えてください。

メイン・クーンという猫の種類です。ご存知ですか?とっても大きいです。ものすごくです!私はグラッジのことが、好きですね。ブックが猫を飼うということだけではなく、巨大な猫を飼う、それもただの巨大な家猫ではなく、メイン・クーンという品種に決まったんです。私はメイン・クーンが好きですし、この猫がストーリーに織り込まれたことが気に入っています。素晴らしいおどけ役だと思います。みんながグラッジを見て笑っていますね。その存在感が色々な意味で面白いです。

 

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シーズン3ではバーナムの進化した姿が見られますが、どのように作られたのでしょうか?

バーナムの新しい姿を考えることにチームは協力的です。とてもありがたいですし、感謝しています。メイク部門、ヘアセット部門、それぞれの部長と私を含む3人は、衣装部門の部長と一緒に進化したバーナムの見え方を、色々と話し合いました。というもの、ご覧の通り、私自身、そしてバーナムも変身を遂げています。ですから、それを反映させたかったのです。

 

製作総指揮のアレックス・カーツマンとミシェル・パラダイスとも幾度も相談を重ねました。どのような姿になるのか。そして、それはとても象徴的で美しいものができたと思います。この上なく幸せです。素晴らしいアーティストと一緒に仕事ができることに、これ以上ないほど感謝しています。私たちは家族のようです。創作できること、特に現段階で新しいものをつくることにとても元気をもらえます。「シーズン3では、今までとは全く違うものをつくっている」と常に言っていました。つまり、マイケル・バーナムは今までとは全く違うということです。だから、みんなで大成功を収めたと思います。それも全員でです。

 

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マイケル・バーナム役を演じるうえで、何が必要になりますか?

全ての要素が、あるべき姿になるのに役立ちます。俳優として、ストーリー内ではマイケル・バーナムとして。自分はマイケル・バーナムだと信じ込むことで、ストーリーを自分のものにすることができるんです。だから私にとっては、これら全ての要素が揃って起こる変化ではなく、自分がマイケル・バーナムであるということを確認するためのものです。少なくとも私は特にそう感じています。

 

トレーラーハウスについて言うと、まるでリビングルームみたいです。メイク部門とヘアセット部門の部長がどのようにリードしてくれて、どんな風にトレーラーハウスを家のように仕上げているのか、そのすべてが大いに関係しています。とても快適で安心できる場所になっています。そして自分らしくいられて、温かく迎えられていると感じます。そういうことが役を演じる上でも大いに関係しています。そういったエネルギーがあるその空間で、私はゆっくりと確実に、バーナムになっていきます。衣装に関しても同じことが言えます。少なくともヘアメイクの後、準備が終わって衣装のジッパーを閉めると「そう、これが私。私はマイケル・バーナムよ」と感じます。あらゆることが関係していますね。ヘアメイクや衣装以上に役に入る行いは、フェイザー銃やいつも関わりのあるものを渡された時や宇宙ステーションに行く時、そして、それに触れた時など、すべてですね。それらすべてがバーナムの人生を創っています。

 

 

 

 

 

シーズン3の見どころを教えてください。

私たちは、果敢にも誰も行ったことのないところへ行きます。本当にそうなんです!私たちがそう言っているわけではなく、「スタートレック」シリーズの一種の合言葉のようなものです。というのも、過去の「スタートレック」も、一般的にそういったことを行っていましたし、常にそうだったからです。しかし今、私たちは新しい方法を使い、本当の意味で、誰も行ったことのないところに行ったのです。そして、それ自体が、ファンの皆さんに楽しんでいただける新しい体験を生み出すことになっています。また、作品にどれほど手が尽くされているのかという思いも伝わってきます。簡単にはいかない、間違いなく衝撃のシーズンです。私たちは、自分のために、お互いのために戦います。そしてこの未来のために。こういった理想郷にしがみつくために必然的なことが見えるでしょう。そして視聴者にとって、惑星連邦の存在は本当に刺激的で魅力的なものになるはずです。そして、私たちがどのように舵を取っていくのか。さらに、シーズン3の新しいキャラクターたちは皆、才気あふれています。ですから、とても豪華なシーズンになっています。